Zividから新たにZivid 2 L100が登場しました。深いリーチにより、さらに生産的なビンピッキングを可能にするこの3Dカメラによって、より大きく、深いビンを空にすることができるようになります。
今年シュトゥットガルトにて開催された国際展示会Visionにて、Zividは、新たにZivid 2 産業用3D カメラのシリーズに加わったZivid 2 L100の能力を初披露しました。この新商品は、オートメーションにおけるビンピッキングのニーズに対応すべく、より長い作動距離、より広い作業領域を提供します。製造業だけでなく、マシンテンディングや物流の世界でも活躍が期待できます。
2021年の登場以降、幅広い産業に渡って大きな影響を与えてきたZivid 2のプラットフォームに基づき、L100は作られました。Zivid 2同様、2.3メガピクセルのハイレゾリューションで、点群の忠実度、空間解像度、精度、次元に対する真度など同等の性能を持ち合わせています。Zivid SDK 2.8やZivid Studioのツールとも互換性があります。また、Zivid 2用に開発されたコードベースも問題なく使用できます。Zivid 2と同じく、頑丈なマグネシウムのケースで守られ、Zivid 2のアクセサリー全てが使用可能です。より広い領域、長いリーチが加わったZivid 2の進化型だと言えます。
Zivid 2 L100 特徴
「私達は常にお客様が必要としているものに耳を傾け、対話を大事にしています。Zivid 2 L100はそういった対話の中から生まれたのです。Zivid 2 L100は常に正確で精密な点群をキャプチャする性能を持ち、ロボットに搭載できる柔軟性を兼ね備えています。
これによって、途切れることのない生産性を可能にし、ビンを空にすることができるのです。Zivid 2 L100がもたらすのは、ビンピッキングにおいて人気のある長いグリッパーを搭載するためのより長い作動距離です。結果として、ロボットや3Dカメラがビン領域に侵入することなしに、より深いビンから間違いのないピッキングを可能にするのです。」とZividのプロダクト責任者オイヴィン・テリエは話す。
Zivid 2 L100の登場に伴い、オリジナルのZivid 2カメラは今後Zivid 2 M70と新たな商品名を得て、焦点距離により2つの製品を判別しやすくなっています。
現在Zivid 2 L100は量産の過程にあり、Zividセールス、またはディストリビューションパートナーよりオーダーが可能です。