AW2026 レポート:3Dビジョンとロボティクスがフィジカル AI 時代を推進する
AW2026は毎年ソウルのCOEXで開催されるアジアを代表するスマート製造・自動化展示会で、ジビッドは今年、デパレタイジング及びビッグビンピッキングに最適化された新製品Zivid 3を発表しました。
Zivid 3は、長距離でも2D画像、ポイントクラウド、法線/深度マップ、バーコードまで一つのセンサーでネイティブピクセル・ポイントマッチングを通じてすべてのデータを一度に取得できるカメラです。
毎年ソウルの COEX で開催される AW2026 は、アジアを代表するスマート製造・オートメーション展示会の一つです。今年、Zivid はデパレタイジングおよび大型ビンピッキングアプリケーション向けに最適化された新製品 Zivid 3 を発表しました。
さらに、さまざまな視野角(FOV)を備えた Zivid 2+ R-series カメラのデモンストレーションも披露されました。この Zivid 2+ R-series のデモでは、周囲の照明の色温度や強度が変化する環境下でも、超高速で高品質な2D画像と点群をキャプチャできることが示されました。
Zivid パートナーによるデモンストレーションの主なハイライト
1. CMES
CMES は、eコマースおよび物流環境における高速ピースピッキングと自動パッケージングを連携させた、実用的なフルフィルメント自動化を実演しました。
このデモでは、Zivid の3Dビジョン、産業用ロボット、バーコードリーダー、自動バギングシステムがシームレスに統合された高速ピッキングセルが披露され、物流自動化の今後の方向性を明確に示しました。
2. AIDIN Robotics
AIDIN Robotics は、従来は手作業で行われていた複雑な研削・研磨工程の完全自動化を披露し、製造品質と生産性の向上に向けた道筋を示しました。
同社のデモでは、多角度スキャン → 3Dモデル生成 → ロボットによる研磨 → 表面検査という一連のワークフロー全体を自動化し、精密製造において3Dビジョンがもたらす価値を明確に示しました。
3. Hyundai Glovis+Pickit 3D
このデモンストレーションでは、複数層に積み重ねられた部品を高い信頼性で正確に検出・処理する物流自動化シナリオが披露されました。
Zivid の高精確度な検出技術により、積み重なった部品を識別し、トレイへスムーズかつ安定的に移載しました。
4. UR Robotics/HRT Robotics
UR Robotics と HRT Robotics は、多品種少量生産環境向けに最適化された協働ロボットベースのピッキング自動化セルを実演しました。
Zivid の安定した3D認識により、最小限のセットアップで高精確度なピッキングが可能となり、来場者から大きな関心を集めました。
5. TM Robotics
TM Robotics は、部品の配置に応じて把持戦略を自動的に調整できるシステムを実演し、組立および搬送における柔軟な自動化の可能性を示しました。
このデモでは、ロボットが環境の変化に応じてグリッパーの設定を動的に調整し、特に印象的なデモンストレーションとなりました。
6. TXR Robotics
TXR Robotics は、実際の工場環境に近づけて設計されたビンピッキングセルを披露し、生産現場における自動化システムの稼働の様子をリアルに再現しました。
実際の製造ラインに近いタイミングと作業フローを再現することで、来場者に強い信頼感を与えるデモンストレーションとなりました。
7. Koras Robotics
Koras Robotics は、製造ライン内での柔軟なピッキングおよび搬送作業を可能にするビンピッキングソリューションを紹介し、Zivid をベースとした高精確度な物体認識をその強みとしました。
Zivid カメラを搭載した同社のデモでは、実際の製造環境への導入に対応できる実用的な自動化性能が示されました。
まとめ
今年の展示会から得られた重要な知見の一つは、高品質な3Dビジョンがもはや選択肢ではなく、オートメーションの中核的な構成要素になっているということです。ビンピッキング、表面処理、物流オートメーションといったアプリケーションにおいて、Zivid をベースとしたソリューションが実際の課題を解決する事例を数多く目にできたことは、特に印象的でした。
AW2026 におけるもう一つの主要なテーマは、フィジカル AI への関心の高まりでした。ヒューマノイドロボットから適応型の自律システムまで、企業や開発者は「ロボットが実世界を本当に理解し解釈するためには、どのようなビジョン技術が必要なのか」という根本的な問いに強く注目していました。この潮流は、Zivid が追求する方向性と自然に一致しています。
フィジカル AI がロボットの「脳」であるとすれば、Zivid はロボットが世界を認識するための「眼」を提供します。この組み合わせが、次世代のロボティクス技術革新において決定的な役割を果たすと私たちは考えています。
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